20数年前、バブル崩壊による超氷河期での社会人デビューだった若かりし頃の私は、悪戦苦闘の就職活動を末、この業界にお世話になることになりました。
学生の頃は遺伝子工学を専攻していた私は、社会人になっても当然のごとく学生の頃に学んだ分野にて経験を積んでいき、ゆくゆくは技術で突き抜けてやる!!っていう熱き思い抱いておりましたが、蓋を開けると世の中超不景気。。。どこの会社も新卒採用を絞っていましたが、運良く化粧品会社に拾ってもらいました(感謝です)。私は運が良かった。。。しかし周りを見渡すと非正規社員として社会人デビューをした友人もいました(なので、私世代は極端に人材難)。そんなご時世でした。
そんな界面化学や物理化学とは、ほぼほぼ無縁な若かりし頃の私。。。グリセリンって何に使うの??乳化って何??可溶化。。。ていう状態で、不安な日々を送っていました。そんな中、私のような若手技術者にも分かり易く、かつ専門的な技術誌(私の救世主)「フレグランスジャーナル誌」は、大変貴重な情報源(私でも理解できるように執筆されている)でした。
※お陰様で、この分野の奥深さを知り、処方開発(界面化学)大好きっ子に成長しました笑
私はフレグランスジャーナル誌と共に歩んできたといっても過言ではありません。私のバイブルであり、とても思い入れのある大好きな専門的な技術誌でした。しかし私の愛読書が休刊になる!!との情報が。。。心が壊れそうな、とても寂しい気持ちになりました。
が、しかし!!後継誌が現れた!?
化粧品科学専門誌の新創刊準備委員会より皆様へ | Beauty evidence (beauty-evidence.com)
↑↑↑↑ここです!!
発起人の名前を見てみると、憧れのあの人やこの人、業界の重鎮たちが名を連ねているじゃないですか!そんな中、見覚えのある名前。。(有)久光工房の代表の名前が。。。
やってくれました!ちゃんと業界の将来のことを考えて動いてくれていたんですね。。。代表とは、元直属の上司部下(化粧品会社時代)。飲み友達。お互い若い頃からのお付き合いでして、本当に驚きました!!感謝です。
ただでさえ、日本の処方技術力の低下が叫ばれる昨今。このような素晴らしい(若かりし日の私にでも理解しやすく執筆されている)専門書をなくしてはならないと思っておりましたので、とても安堵しました。
私は、期待していますよ!フレグランスジャーナル誌を超える「後継誌」として認知され、業界内に確固たる地位を築けることを(築けると確信しておりますが)。